65536 tunes for MIRAI

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「サマータイムマシン・ブルース」

先週はこれとショーシャンクを借りまして、ショーシャンクは確かに素晴らしい作品でありましたが、これもまた違う方向で「傑作」と呼んで差し支えない作品であると思います。正直、あんま期待しないで観たんですが、予想以上に面白かったです。コメディの命であるテンポ感が実に軽快で、ダレないんですな。気軽に、サクッと観られる。話の展開がある程度読めてしまうのは、まあご愛敬でしょう。とにかくこの小気味よくもユルい笑いと、その軽快なテンポ感を楽しむ作品なんじゃないでしょか。それに僕的には、このダメ人間揃いな文系学生サークル的ノリがとてもたまらんかったです。愛おしかったとも言える。ヒロイン二人居るけど、基本的に男五人+一人のドタバタ劇だし。丁度良い塩梅で女っ気が無いのが逆に心地よいといいますか。女性はどう思うのかわかりませんが、元・文系サークル所属男子学生としましては、こーいう男ばっかのバカバカしく下らないノリには物凄く憧れるんですけどね。あ、でもその割に、というか、意外と下ネタの割合が低いのも好印象。「裸踊り」と「フランクフルト」くらいしかなかったんじゃないのか。ま、個人的には下ネタ平気なんで、別にシモが沢山あっても気にしませんけど、でもシモに頼らず笑いを誘うのは大したもんですね。タイムワープを繰り返してるけど、実は行動範囲はせいぜい半径数百メートルくらいしかない、という壮大なスケールの小ささも素敵。あと元々舞台で演じられていた作品ということもあって、舞台的なノリも強いんでしょうかね。あんま舞台とか観ないからわかんないけど。
真面目にツッコミ入れようとすると、疑問が生じるのは確かでしょうな。例えば

  • そもそも、あのタイムマシンを「最初に作った」のは誰なのか?
  • 過去に干渉することで未来が変わり、その結果全てが消滅してしまうなら、未来人が過去の世界に一瞬でも「触れた」時点で消滅しないか?

とか。佐々木蔵之介演じる助手先生が、2005年に現れたタイムマシンを「複製」する形で作った物が、将来2030年からタイムワープしてくるのだとしても、そもそも「オリジナル」はどこの誰が作ったのか? という疑問は残るわけです。まあ、もしかしたら次回作への伏線なのかもしんないスけどね。あと、あのクーラーのリモコンは、色々合計すると多分一世紀半近くも原型保ったまま壊れなかった、てことになるんですが、その割にはコーラぶっかけられただけで簡単に壊れちゃったのが面白すぎ。しかしま、その辺はいちいち細かくツッこんじゃ野暮なんでしょうな。タイムトラベルものにありがちなパラドクス?はあっても、散りばめられた伏線をちゃんと収束させていくさまは結構気持ちよかったし。
何はともあれ、なかなかの傑作なんではないでしょか。ショーシャンクと一緒に、これもDVD欲しいなあと思わされた。あと舞台版も観てみたい。つーか実際生で観たい。

サマータイムマシン・ブルース 2005 舞台版 [DVD]

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