65536 tunes for MIRAI

年に一回くらいは更新したいブログ

MEGA ☆ ROCKS 2007 - 10/21

はい二日目です。


正直言って、二日目はあまり見たいものが無いのよね…。でも折角なんで見られるだけ見ますけど。そんなわけでまずはゼップに行ったよー。お客さんは昨日より少な目な気が?
一番手はMONKEY MAJIK。おらほの町のロックスターです。正直全然期待してなかったんですが、予想外に楽しめました。フッツーに、曲の質が高いのよ。実に嫌みのない高品質なポップ・ミュージックばかりで、これには素直に感心した。そら売れるわなあ、と思った。途中は「モンキーマジックが(ゴダイゴの)モンキーマジックを歌う」という場面もあり。正直弟さんの服のセンスは「うーん…」て感じでしたが(自分のことは棚に上げております)(The StrokesのTシャツが最高にクールだったネ!)、それはさておいて、実にフレンドリーで、いいライブだったと思いますよ。


次はモーサムです。MO'SOME TONEBENDERです。ここぞとばかりに前方突入。そしたらほぼ最前。うわー。で、いきなり「We're Lucky Friends」! アタマにこれ持ってくるのか。出来れば最後に聴きたかった感もあるけど、それはそれとしていきなりヒートアップですよ。でも次に持ってきたのが「パーティーは続くよ」ってのはどうなんだろーな。最新アルバムの中では唯一?のPV曲だからっつーのもあんだろーけど。しかし次は「Have you ever seen the stars?」。ガーッといく曲じゃないけど、やっぱこの曲いいよな。ラストは「BAD SUMMER DAY BLUES」。武井さんベース出番なくて踊りっぱなし&マイクスタンドを高々持ち上げてシャウトというハッスルぶり。はっきりいって曲少なすぎ&少々意外な選曲だったので、これ初見の人は一体どう思ったのかしら。うーん、個人的には不完全燃焼だなあ。もっとハードコアなの聴きたかった。


一旦フロア外に離脱。一服&お買い物。以前買い逃したラグラン購入。さっそく着込む僕ちん。しばらくして中に戻ると、三番手のSalyuが始まってましたが、これかなり良かったなあ。心の芯まで響き渡ってくるような、強さと優しさを共存させたような独特の歌声。バンドの演奏もとてもいいなあと思ったら、パーカッションはあらきゆうこ姉さんだった。さりげなく凄い人来てた。しかも夫婦共演。それにしてもお客さん、みんな真剣に聴き入ってたのが印象的でしたね。あまり積極的に女性ボーカルを聴かないタチなんですが、Salyuはちゃんと聴いてみるのもいいかもと思わされましたよ。


Salyuまで聴いたところで、サクッとゼップの外に出て、OCEANLANEを見るためにMACANAへ。開場までしばし並んで待ち、ようやくといった感じで中へ。あっという間に超満員だし。ライブ自体はほんのちょい前に見たばっかだし飢餓感みたいなのは無かったんですが、短時間のイベント出演ということもあって、速効性のある曲を連発してましたね。お陰でまあ、前方は「この前のワンマンはこんなに盛り上がってたか?」という位のお祭りっぷり。イベントのライブとしては、出し惜しみ無しな感じで大変上出来だったんではないかと。十分堪能できました。余談ながら、彼らのライブに行くといつも見かける人を、この時も見かけました。最初見かけたときはそんなんでもなかったのに、今回はいかにもロキノン系・フェス系バンド大好き☆なキャラになってた。そういう人だったんだ…。


早くも10〜15分押しという状態だったので、人を掻き分け急いで外に出て、すぐ近くのCLUB JUNK BOXへ駆け込むと、入場規制は掛かっていないものの、既に結構な人の入り。そこでちょいと興味あったAPOGEEを見てみることに。セッティング中、頭にパーカーのフードをすっぽり被った人がステージ上をウロウロしていたので「ん? なんだ? どうしたお前?」と思ったんですが、ボーカルの方でした。そのままの格好で歌ってました。実際のライブは、あんまライブ・バンドっちゅう感じではなかったものの、とにかく曲がよくて引き込まれましたね。静かな狂気を孕んだメルヘン世界(もしくは世界の終わり、終わりの世界)を描いているような、どこか物悲しさも感じさせる歌世界。キーボードの上に置かれた光る地球儀やマイクスタンドに撒かれたイルミネーションといった演出、そして何よりボーカル永野さんの独特の歌声が、そんな世界観をより強く引き立てていて、一度ハマると抜け出せなくなりそうな中毒性を持っているんじゃないかと。音楽的には、最もスマッシュ・ヒットした「ゴースト・ソング」の印象が強いけど、ある種の毒々しささえ持ってるメロディの美しさも見落とせないポイントだと思う。でも「ゴースト・ソング」にしてもそうだけど、かなり練りこまれたアレンジがしてあって、このバンド一筋縄ではいかんなーって感じでした。

APOGEEのPVはどれもおもろいな)


ここで友人と合流。一緒にHooKへ移動。そこで嘘つきバービーなるバンドを見てみることに。まあ… なんというか… 一言で言うと卑怯? 日本人なら誰でも知ってる童歌「ずいずいずっころばし」をSEに登場した時点でインパクト大。曲もすっかり終わっちゃったところでボーカル登場。ものっそい挙動不審キャラ。ベースを抱え、アカペラで歌い出したのは、絵描き歌「かわいいコックさん」の替え歌…。ものっすごい危ういバランスで成り立ってるというか、半ば強引に成り立たせているといった印象の昭和アングラガレージなんすけど、天然に見せかけてやっぱ絶対全部計算ずくだよな。だから卑怯。こんなんやられたら、是か否かで評価が真っ二つになるのは当たり前ですよ。要はインパクト抜群ってことです。でも曲自体は案外面白いんだよなー。最後の曲「どろろどっきんぐ」では、もうしっちゃかめっちゃかで、ドラムがじゃんがじゃんが言いつつシンバル叩きながらフロア横切って外に出て、また裏からステージに戻ってきてた。最後はステージ上に一人残されたボーカル氏が、客の手拍子に「うるせえ!!」と一喝して終了。なんだこれ。まあ見世物としてはオモロかったかな。でも次のサクラメリーメン目当てだった友人は、多分僕の後ろでドン引きしてたと思う。


友人と別れ、何となくジャンクに戻って、地元バンド・N.E.S.を見てみることに。ちらほら拳が上がってるのを見ると、結構ファンいるっぽいなー。音的にはハードコア的ではあるけど、ハードコアというよりは激情エモーショナルロックとでも言うか。そういう点では、出してる音は全然違うけども、個人的にはPEALOUTとかHIGH VOLTAGEとか思い出した。でもこれらのバンドと違うのは、特にボーカルの豪快さ・パワフルさが際だってるとこかしら。前者二組には繊細な佇まいのようなものを感じられて、言ってみりゃ少年性みたいな要素があると思うんだけど、このバンドは「少年性」とかいうよりは「男臭い」とでも言った方がしっくりくる感があるかもね。まだまだ開拓・開発・発展・進化の余地・可能性のあるバンドだと感じたので、さらに頑張って欲しいとこです。


(11/2追記)うわー忘れてたけどDOESを見たんだった。最初に見たのもメガロックスで、これで二回目か。最初に見た時はなんかタルくて、別に悪くもないけど、かといっていいとも思わなかったんだけど、久々見たら案外いいかもと思った。音の鋭さが増してんのかな。勝手な感想だけど、このバンドは音に対して、色彩感覚のようなものをほとんど感じられないんですよね。色彩よりももっとモノトーンというか、鋭く尖った鉛筆の先が突き刺さってくるような。よくわからんけどそんなイメージ。なんだけど、ふとした瞬間、まるで鮮血のような、鮮やかな朱に染まるような、ビビッドな色彩感を覚えたりする。こういうバンドって、あんまないのかな。ところでこのライブ前日は、某テレビ局の音楽番組に出演したそうですが、メンバー曰く、「そっちはあまり盛り上がらなかった」そうで…。結構な盛り上がりを見せた仙台のお客さん達に、去り際「ありがとう! 君達は優しい!」と言って去っていきました。


特に見たいものもなかったので、大トリ・世界を見るために一気にPARK SQUAREへ移動。その前にHARISSなるバンドを見てみることに。全然知りませんでしたけど、こりゃなかなかにゴキゲンなパーティーロッケンロールじゃないですか。ああ、とにかくこういうロカビリーとかロックンロールが好きで好きで、ロックンロールスターに憧れて、愛情と勢いのままバンド組んで、ステージでプレイしてんだなあってのが凄く伝わってきたです。ただ、そーいうバンドは世界中に山ほどあると思うんですが、そんな中でも曲の良さはかなり抜きん出ているのではないかと。メロも楽曲も演奏そのものも実にキャッチーで、甘いボーカルもまた、こういうロックンロールをやるには実に相性がいい。そして特にボーカル氏のルックスの良さも含め、とても完成されたバンドだなーと。多くないながらも女性ファンもいて、もうノリノリで踊ってました。


最後は、一応イベントのクロージング・アクトである世界。四年連続出演、そして四年連続パークスクエアでクロージング・アクトという偉業を達成。てゆうか、まあこのイベントの主催者である「MEGA☆ROCKS」DJ・角田さんのバンドなんですけどね。芸名は狼煙。そして他のメンバーも、FM関係者とか、某イベント会社社員なんかで構成されているとか何とかいうウワサが。そんな、ある意味非常にプロに近いというか、音楽を聴く耳が厳しい、耳の肥えまくった人達で構成されてるだけあってか、曲は非常に良くできてます。まあMC聞いてる方が面白かったんじゃないか、という気がしなくもないですが! 折角だし最後まで聴いていきたかったんですが、既に時間は押しまくり。ふと時計に目をやると、既に時刻は夜11時半を回っていてヒィー! 思えば一昨年のこのイベントでも、世界を見てたら終電逃したんだよな…。これは世界の罠? このままではまた終電を逃してしまうと、後ろ髪引かれる思いで会場を後にしたのでした。
http://www.myspace.com/sekaisendai


最初は、ゼップ以外大して楽しめないんじゃないか…とか思ってたんですが、蓋を開けてみれば、むしろゼップよりそれ以降の方が充実してた(特に一日目)という逆転現象が発生してたイベントでしたね…。あと毎年のことながら、時間押しまくりがデフォってのは、さすがに改善すべきだと思うよ。45分押しとか有り得ないから。「最後まで見ても、終電で帰れる!」ってのが謳い文句なのに、本当に最後まで見てると余裕で終電逃すから。
そんなわけで世界後、仙台駅まで走った深谷さん。ギリギリで終電に飛び乗りました。ライブで汗掻く以上に汗を掻いて、息も切れまくりだったと言います。