65536 tunes for MIRAI

年に一回くらいは更新したいブログ

輝く!俺なりのレコード大賞2017

皆さんあけまして!おめでとうございます!と思ったら次の投稿記事は年の瀬!時空間の歪みもなんのその、今日も元気にはてなブログの更新をやっていきましょう。さて今回はまあ年末恒例的なアレ、今年聴いて良かったのを挙げるやつやります。恒例っていってもしばらくここではやってないけどな。気にすんな。ちなみにここ数年まともにCDが買えてないんですが、今年も相変わらず買えていません。大体bandcampのname your price音源とかで生かされてきました。恥の多い生涯を送ってきました。あと新譜より旧譜ばっか聴いてて全然新しいの聴けてない。ええんかこれで。


【楽曲部門】
in NO hurry to shout; / カナリヤ[ANIME SIDE]

in NO hurry to shout;「カナリヤ [ANIME SIDE]」

in NO hurry to shout;「カナリヤ [ANIME SIDE]」

open.spotify.com
アニメ「覆面系ノイズ」の劇中バンド・in NO hurry to shout;、通称イノハリの4枚目のシングル。彼らの曲はわたくしが敬愛するCOALTAR OF THE DEEPERSNARASAKIさんプロデュースによるものなのですが、これがどれもこれもNARASAKI節全開、ゴリゴリの90年代オルタナロックに現代のアニソン的ポップさを僅かにまぶしたような感覚で爆音で鳴らしたようなものばかりで最高なわけです。この曲は劇中の彼らの中でも特に攻撃性の高いナンバーでありキラーチューン。覆面の下は普通の高校生(という設定)である彼らの初期衝動と焦燥感がノイジーな爆音オルタナサウンドとともに突っ走る感覚、これを2017年の最新アニメの、劇中バンドの音として鳴らしてしまったのが痛快だし面白すぎる。ほんと今時のアニソンでここまで荒々しいサウンドの曲って他にどんだけあるんだろうか。ちなみにこの曲は原作者・福山リョウコ先生も一番好きと言う御墨付きな一曲です。あーあとカップリング曲の「ボーダーライン」もベースがヤバくてヤバイのでヤバイです(語彙力)。

in NO hurry to shout;_カナリヤ [ANIME SIDE] 音源試聴(TVアニメ「覆面系ノイズ」挿入歌収録)


killie / お前は労力
東京ハードコア・killieによる、swarrrmとのスプリット「耐え忍び霞を喰らう」収録の一曲。これがなんと11分30秒にも渡る長尺ハードコアパンクチューン。そんなに長いんじゃ聴くのも疲れるし飽きるんじゃないのと思いきや、この長い時間の中で表情を変え続けて全く飽きさせない、というか、聴き続けさせるだけの力を持った楽曲。容赦なく救いの無い現代の暗澹を描きリスナーというか聴衆に叩き付けて来るハード&ヘヴィな世界観。
「通勤電車に闘志は燃えているのか?」
「お前は勝ち続けなければいけない/しかし全員が勝つという事はない/中には負け続けて追い詰められている人も/それが彼の理想とする平和論であり/戦う事を拒絶した結果だが/彼もまた去年の自殺率という括りで語られ/数字化された一人に過ぎず」
「生きるために犠牲は必要だ/そもそも人口が多いんじゃないか?/お前が弾き飛ばして殺した貧乏人/劣等を惨殺せよ/劣等を惨殺せよ/大衆は煽られる/それでも明日は来る/お前はこの国の労力」
という、薄っぺらいポジティブメッセージを容易く握り潰すかの如き歌詞のアジテートぶり。怪作。


吉岡茉祐 / てがみ
声優ユニットWake Up, Girls!センターの彼女が、今年3月に開催されたWUGメンバーソロイベントに際し発表したソロ曲。ここでは彼女自身が作詞を行っている。切なくも優しいサウンドに乗せて「初めて手紙を書きます/ごめんねとありがとうでできてます/歌に乗せたら届けられるかな」と歌うこの曲は、昨年のWUGのライブツアー中に亡くなられた彼女のお祖父様へ向けた手紙が元になっているそうです。そしてその歌を歌う彼女の歌声は抜群に上手く、優しく、爽やか。身近なひとにこんな手紙を貰ったり、ましてや歌にしてもらえたのなら、泣かないでいられる自信がない。冬が過ぎ去り、これから春を向かえ、新緑の季節になっていく、そんな時期に歌われたこともグッとくる。ただ一つ残念なことは、他のメンバーのソロ曲も含め、現時点ではソロイベントのパンフレット収録のCDでしか聴けず、そのパンフレットも完売して入手困難になってしまっていること。一刻も早い再発を望みます。

てがみ/吉岡茉祐(ソロでイベント、やらせてください!2017)


【アルバム部門】
in NO hurry to shout; / ALICE~SONGS OF THE ANONYMOUS NOISE~

ALICE ~SONGS OF THE ANONYMOUS NOISE~<初回仕様盤> (2枚組)

ALICE ~SONGS OF THE ANONYMOUS NOISE~<初回仕様盤> (2枚組)

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楽曲部門でも挙げたイノハリと、ライバルバンドである黒猫ことSILENT BLACK KITTYの楽曲を収録したベスト盤。そりゃベスト盤ならよくないわけねえだろう、そりゃそうだろうという話ですが、なんと新曲を四曲もブチ込んでいる太っ腹ぶり。特にイノハリ側の新曲「パラレルライン」の、「カナリヤ」ばりの攻撃衝動と爆音疾走オルタナぶりが最高なわけです。ほぼベストの体なんだからそりゃ捨て曲もそうそうないですけど、これは本当に全曲大当たり、特にCOTD/NARASAKIファンなら絶対聴きだと太鼓判を押したい気分。そしてこれの初回盤には今年9月に開催された「覆面系ノイズ」のライブイベントの様子を収録したライブ盤が付いてくるのですが、これが本当にアニメのライブイベントのライブ盤なのかという荒々しさ。特に主人公・有栖川ニノ役、早見沙織さんの激唱ぶりは壮絶の一言で、ニノの魂が完全に降りたかのようなパフォーマンスは鳥肌が立ちそうなほど。ちなみにわたくし、幸運にもこのライブのチケットをゲットして、ほぼ最前で揉みくちゃになりながら観てきたんですが、こういうのが真の神イベっつうんじゃねえの?という感じでした。最高オブ最高でした。もう一回やって。あと皆さんは是非とも初回盤買って聴いて。

in NO hurry to shout;_パラレルライン_音源試聴

in NO hurry to shout;_カナリヤ-LIVE at SHIBUYA WWWX-音源試聴


ヤなことそっとミュート / BUBBLE

BUBBLE

BUBBLE

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2016年結成アイドルグループ・ヤなことそっとミュート、通称ヤナミューの1stフル。「ヤなことだらけの日常をそっとミュートしても何も解決しないんだけど、とりあえずロックサウンドに切ないメロディーを乗せて歌ってみる事にする。」というグループコンセプトのもと歌われる曲は、90年代のオルタナやエモ、ポストハードコア等を下敷きにして、その時代を過ごしたおっさんの心を鷲掴みにするものばかり。前述のイノハリとは畑違いだけど、今また90年代オルタナがキてるんか?アイドルが90年代以降的感覚で書かれたゴリゴリ・バリバリの爆音轟音ロックに乗せて歌うというと有名どころではBiS、ジャンルは違うけどBABYMETAL、新しいところだとシューゲイザーアイドルとして話題の「・・・・・・・・・」なんかの例もあるので、アンダーグラウンドなところでは市民権を得てきているスタイルなのかなーと思いつつ、それでも未だに「アイドルがロックで歌う」という手法に対し色々厳しい見方をされるムキもあられるのかなーとも思われますが、彼女達はコンセプト通り「ロックサウンドに切ないメロディーを乗せて歌ってみる」ことに成功していると言え、アイドル云々言う前に聴いてみればアラ不思議、これ良いじゃない、となると思います。サウンド的には90~00年代におけるジャパニーズエモの良バンドとして知られたNAHTを引き合いに出されることも多いようで、確かにその辺りを彷彿とさせられますね。フィメールEMOの良盤であり、個人的には今最もライブが見たいアイドルグループの一つ。

ヤなことそっとミュート - Lily【MV】


【まとめ】
えーまあ基本的にはイノハリばっか聴いてましたね。他にもいいのいっぱいありましたが、あえて挙げるなら厳選してこの辺りですかね。他にも楽曲単位ではWake Up, Girls!「ゆき模様 恋のもよう」「TUNAGO」、土岐麻子「Rain Dancer」、アルバム単位ではフレンチCrust/Screamo・POTENCE「L'Amour Au Temps De La Peste」、東京メロディック・TURNING CENTER「DEMO2017」なんかが良かったです。しかしまー今年は全然CDとか買えなかったしライブにも行けなかったので、来年はもっと音楽を浴びるように聴きたい。あとNARASAKIさんは早くCOTDの新作出して。では良いお年を。